【クリエイター講座受講生作品3】
藤森理恵子さん
(美容室経営・青少年育成セミナー運営)

【クリエイター講座受講生作品3】

美容室経営・青少年育成セミナー運営

藤森理恵子さん

 

 


みんな違ってちょうどいいんです。そう笑顔で語ってくれたのは、長野県富士見町で総合美容業を営む経営者、と同時に一男二女の母である藤森理恵子さん(46)。2018・19年と、同町にて小3~高3とその保護者を対象とする「夢を持つこと・叶えること」をテーマにした青少年育成セミナーを主宰した。2年間で延べ240名が県内外から参加する。かく言う私もその1人、藤森さんの事を大好きな友人に声をかけられ参加。当日はその内容もさることながら、やはり彼女を目で追う自分がいたりして。

取材は「セミナー開催に至った経緯」という表テーマをひっさげて伺うのだが、真の狙いは「彼女の魅力を探ること」。結果、訪問した全員がまんまと魅了されてしまうのでした……。

 

 

 

 

そもそも藤森さんは、息子さんの子育てについて悩んでいたという。「何か変わるかも」という期待をもって、遠い福井県で開催された、親子向けの青少年育成セミナーに参加する。

「そこで出逢ったママから大切なことを気付かせてもらったんです。他でもない『問題はすべて自分の中にあった』と。それまで『誰よりもこの子を愛している』『自分の言うことを聞いていれば間違いない』と考えていたことを猛反省、子どもに謝りました。衝撃でしたね。自分ってかっこわるーって」

 

そんな福井での出来事があり、自分でも分からないけれど「いまやらなきゃ手遅れになる」という思いに突き動かされ「八ヶ岳でもセミナーをやりたい」と仲間に声をかけた。

「何か思ったら『行動する』これがめちゃくちゃ大事、そこから人生ものすごく変わるんです」。自身も2年前に「青少年育成セミナー」をスタートさせた。

 

青少年育成セミナーは、親子が自らの可能性に気づき行動に移すことを目的にした、一泊二日の研修だ。藤森さんが招いた複数の講師が、講和やワークショップを通じて親子の背中を後押しする。例えば18年間の出家を経て起業し、6年間で3つの事業を起こした事業家。スポーツクラブ勤務を経て現在はパーソナルトレーニングや経営者のメンタルサポートを行う女性、など経歴も面白い。講師陣は、自身の経験を通して、一貫して「あなたはできる」「できると思ったら思考は現実化する」というメッセージを伝え続ける。

 

注目は夕食後のじゃんけん大会。商品はディズニーチケットやTVなど、大人の目の色も変わるような品々。子ども達が本気を出せるよう、本当に欲しいと思うものだけを用意した。手にできる方法はただひとつ、「自分は勝てる」と信じきる、これだけだという。じゃんけん大会は、まさに子どもたちが「自分を信じる」ことを実践できる場なのである。

 

藤森さんは行動することの大切さを説く。例えば息子が大リーガーになりたいと言ったら、親としてどうするか。「わたしはイチローに相談します」。行動し、実現した人だからこそ、その可能性を信じてくれるということだ。

だが、そもそも多くの人を集め場を創り上げるこの行動力、昔からそういう性格だったのだろうか?

「いえ、ほんの数年前までは毎日悩みました。私にはできっこないとかね。でもそれって、自分が期待されてると思うからそう感じるんです。いうほど人は見ていない。行動できるようになったのは、そんなことを思ってからです」

「大丈夫、百年たったらわたしは水の泡」と言って笑いを誘った。

 

そのうえで、こう付け加える。

ただ、誰の心に残らなくても子どもの心にはきっと残ると思います。『あぁ、母さんやりたいことやってたな、自分もやっていいのかもな』って。子どもの勇気になるのならまずわたしが先に勇気を出す。ただこれだけなんです。それに、八ヶ岳の子どもたちがここで大切な何かに気付いたら、大人になってもきっと戻ってくるのでは、と。わたし八ヶ岳が大好きなんです」

 

取材を終えた後、勉強になりますと感心しっぱなしのわたしたちに「こんなの、誰かが言ってた言葉ですよ」と最後まで大きな笑顔を見せてくれた藤森さん。しかしどこかの誰かのその言葉たちは紛れもなく彼女自身のものとして聴こえてくるので不思議なものである。

 

【文責】ヤツメディア

 

【クリエイター講座とは】

ヤツメディア(富士見町発のメディア企画・制作チーム)が主催する取材・ライティングスキル、動画スキル、そしてクリエイトスキルを磨いていくワークショップ型のスキルアップ講座です。2017年から2020年までの3年間、長野県元気づくり支援金事業として活動、のべ50人弱の方たちに受講していただきました。受講生作品は、sen-ninサイトへの原稿執筆、動画制作、冊子制作・配布、ラジオ出演など、さまざまなメディアで発信しております。

 


					

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