【第2回】 藤田然さん
藤田然さんは、現在「富士見高原リゾート」の名物社員として、数多くのアウトドアイベントやツアーを企画・主催し、来訪者のおもてなしに尽力されています。町外の人にとって藤田さんは、いわば富士見町のファーストコンタクトパーソン。そんな藤田さんに、オススメのスローキャンプや自然の楽しみ方を伺いました。
高齢者や障害者などにもアダプト(適応)できるアウトドアを目指して
横浜から八ヶ岳に移住して10年目になります。山好きが高じて山小屋で働き、登山客や利用者さんたちと自然の中で一緒に過ごしてきたことがあるのですが、子供から年配の方まで、とにかくみなさん元気になっていくんです。私自身も自然からたくさんのことを学んできたし、喜び、元気をもらってきました。そんな体験からもっと自然と人とを繋げるパイプ役的になりたいと思うようになり、移住してからは、ツアーガイドやイベント企画などに携わるようになりました。何より私自身が楽しいと思えるのが喜びです。
最近は、アダプテットツーリズム=利用者の人に合わせてやりたいこと、行きたい場所をご案内するという体験イベントにも力を入れています。キャンプをしたい、自然の中で過ごしたいけど、体力や設備などの理由から諦めてしまう人もいますが、どんな方でも自然は楽しめるんです。アダプテットツーリズムは、高齢の方や障害のある方でも自然を楽しめるようにアウトドア用車椅子などを活用し、ご本人のやりたいこと、やりたくないことを伺いながら私たちガイドが自然での過ごし方を提案して、自然との関わりを楽しんでもらいたいと思っています。
立場川キャンプ場、そして富士見町の魅力とは?
まず、立場川キャンプ場の魅力は、アクセスが良いことと直火OKなことです。落ちている枝で火を起こし、料理もその火を使って作ることができます。より原始的な状況で調理を楽しめるのが魅力です。そして、利用者の方達のおかげでとても綺麗な環境が保たれています。キャンプ後はごみ一つ落ちていないことがほとんど。区画が決められていないという自由なキャンプスタイルがキレイに利用して頂ける理由の一つだと思います。
そしてこのキャンプ場がある富士見町は標高1200mのエリア。もちろん夏は涼しく過ごしやすいでし、冬も意外と寒くないんですよ。気温は低いですが陽が射しますので温かく感じます。ぜひたくさんの方に来ていただき、この土地の心地よさを体感してもらいたいですね。